北九州 まなびとキャンパス"

レポート

北九州まなびとESDステーションでは、まちなかで様々な活動が行われています。
ここでは、それらの活動のレポートを更新していきます。

【まなびとボイス】戸上勝喜さん(九州電力株式会社 北九州支社長)

12月21日、私たちまちなか広報プロジェクトは、九州電力株式会社北九州支社長である戸上さんへ取材に行ってきました!

゛日々欠かせない存在、『電気』゛

 家族と美味しいご飯を食べることや、温かいお風呂に入ること、なんの気なしに使っているけれど、私たちの日常になければならないものがあります。今、私たちにとって電気とはあって当たり前のような存在です。しかし、本当は当たり前なんかではなく、ずっと支え続けてくれている人たちがいて初めて日常となっているのです。
 今回は私たちの暮らすまちの電気を支えている九州電力株式会社の北九州支社長、戸上さんに「はたらく」ことについてインタビューをさせていただきました。

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゛かっこいい仕事ではなかった゛

 当時を振り返り、戸上さんはこう語ります。オイルショックが影響で社会のエネルギーに対する関心が非常に高まっている中、自分もエネルギーに携わる仕事がしたいという思いから九州電力株式会社へ入社。しかし、周りの社員が燃料や発電といった部門で働く中、戸上さんの仕事は電話対応や集金、営業など主にオフィスワークが中心だったそうです。このような理想と現実のギャップに対し、戸惑いを覚えた時期もありました。この経験から戸上さんは新入社員にこう伝えているそうです。
 「理想の自分になるのは誰だって難しいけれども、しっかりと目標を立てそれを日々確認することや、仲間と少しずつ良い関係を築いてゆくことが大切。そうやって少しずつ理想に近づこうとする姿勢が、自分の人生を豊かにしていく。また、何ごとも先入観を持たず、ダメな理由ばかり考えるのではなく、挑戦すること。」
 これは、はたらく上で避けては通れない壁を乗り越え多くの経験をしてきた戸上さんだからこそ伝えられる言葉なのだと思います。

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この目標を日々確かめながらはたらいているそうです!

゛伝わりきっていない?「北九州の魅力」 ゛

 大分県で生まれ、就職してから福岡、長崎、東京、鹿児島など転勤で多くのまちを見てきた戸上さんに、北九州の魅力について伺いました。
 「食べ物が安くて美味しい。都会と田舎が近いこともあって、景観がいい。加えて交通の便もよく、人も優しくて住んでみるととても暮らしやすい。」
 この話を聞きながら、なんだかとても嬉しい気持ちになれました。ですが、その魅力をいかに伝えるかが北九州市の今後の課題だろうという鋭い指摘もいただきました。確かに僕自身も大学に入学して実際に北九州に住んでみるまでは、北九州に対するイメージはあまり良くありませんでした。それをいかに変えていくかを考えることが、私たちまちなか広報プロジェクトにとっても大きな課題ではないかと感じました。

゛未来へ続いていく「暮らしやすさ」のために゛

 最後に、私たちまなびとの合言葉である「ESD」。この合言葉から会社を支える戸上さんの視点で「未来へ続いていく暮らしやすさ」について伺いました。
 「電力会社はこれからも皆さんの暮らしを支えていかなければならない。だからこそ社員ひとりひとりが自ら考え行動し、変化し続ける社会に負けないしなやかでたくましい会社にしてゆく。」
 私は、この言葉から、私たちの暮らしやすい社会を支えてくださっている戸上さんの強い責任感を感じるとともに、この人たちが支えてくれるという大きな安心感を感じました。
 ひとつの会社の中でも、はたらく形は様々です。電力会社といっても、発電機と電線さえあれば発電所で電気をつくり家庭や工場に送り届けられる、という訳ではありません。人のつながりが電気のつながりなのだと、私は今回の取材を通して感じました。人とのつながりを大切にし、人のために働く。私もそうやって自分の人生を豊かにしていきたいと思います。

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戸上 勝喜(とうえ かつき)さん

(九州電力株式会社 北九州支社長)

1954年、大分県豊後大野市の生まれ。
熊本大学法学部を卒業後、九州電力に勤務。