北九州 まなびとキャンパス"

レポート

北九州まなびとESDステーションでは、まちなかで様々な活動が行われています。
ここでは、それらの活動のレポートを更新していきます。

【まなびとボイス】遠矢弘毅さん(北九州家守舎代表取締役)

学生が社会で働く人達に、取材を行なう「まなびとボイス」。
働くってなんだろう?社会人の方はどんなことを考えているのだろう?ということを知る活動です。

2014年12月26日、私たちまなびと広報プロジェクトは北九州家守舎代表取締役兼café causa(カフェ カウサ)、
Cucina di toriyon(クッチーナ ディ トリヨン)オーナーの遠矢弘毅さんに取材しました。

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北九州家守舎とは北九州市を起点として、古くなった建物や使われていない空間などを利用して、新しい空間へと生まれ変わらせる“リノベーション”という活動を行っている株式会社です。
以前、まなびとESDステーションでも開催されたリノベーションスクールという企画は、2015年2月に第8回目が行われました。今回も様々な地域の学生たちも参加したとのこと。
リノベーションだけでなく、様々な経験、活動をされてきた遠矢さんにとって、“はたらく”とは?今回の取材で伺ってきました。

きっかけは、履歴書に書けないほどの転職の数!?

遠矢さんは、大学時代はBarでアルバイト、大学卒業後はリクルートに就職し、その4年後には会計事務所に勤め、その他にも様々なことをしてきたと仰っていました。
過去仕事をしてきて「頑張る人を応援することが自分の性にあっている」ことに気がついたそうです。「自分のしたいことをしたい」そう思った遠矢さんは、大学時代のアルバイトで得たコミュニケーション能力・文学的知識、リクルートに勤めていた時に得た営業の基礎、会計事務所の頃に得た会計の基礎を武器に、“人が気軽に集まれる場所をつくりたい”そういった想いによってcafé causaをオープンさせたそうです。café causaは小倉駅裏にあり、1階はカフェ、2階はフリースペースとなっており、様々な人が集まる場となっています。

人と人を繋げていくことはできる

「ネットワークの強さには自信がある」そう語る遠矢さん。
café causaをオープンさせるとき、遠矢さんは「失敗するイメージが湧かなかった」と自信気に仰っていました。その根拠は、ただ広いだけではないネットワークの強さにありました。
それは今までの転職の数と比例していました。転職したからと言っても人間関係は途絶えず今でも連絡を取り合う仲だそうです。café causaを実現するために必要な最高の人材も、このような場を必要とする人も、既にそのネットワークから「お店を始める前からすでにお客さんを持っているような不思議な感覚」と話す遠矢さんはどこか楽しげに見えました。
遠矢さんは、取材の中で「こういった取材も私は全力で自分の想いや考えを話したいと思っています。この話を聞いた人がcafé causaに行ってみようと思うかもしれませんし、他の誰かにもその話が広まっていくかもしれません。人との繋がりができていくというのはこの繰り返しのような気がします。」と目を輝かせて仰っていました。人との繋がりもそうやってできていったということを聞いて、遠矢さんの人柄の良さ、人との繋がりの大切さを感じながら相手と向き合う姿勢そのものが、今の遠矢さんのネットワークの強さを作り上げてきたのだと思いました。

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既存のストック×人が集まる=親和性が高い

遠矢さんにとってリノベーションとは何かお聞きしたところ、「新しいことにチャレンジすること。つまり、既存の考え方を無いものとして1からまた考えられるかどうか試され続けるものがリノベーションだと思います。」
ただし、そもそもの歴史にどんな意義があったのか理解した上で、既存のやり方を踏襲するのではなく、違うやり方でやってみる覚悟と、まずは行動に移してみることが大切とも仰っていました。
リノベーションが生まれたきっかけというのは、今すでにある建物や空間などの街の中にある“既存のストック”に、“人々が集まる”ということはとても“相性がいい”ということに気がついた人が始めた活動だそうです。
私はそう聞いて、今までリノベーションに関わることなどなかったのですが、遠矢さんの話を聞いていく中で、実際にESDステーションで行われているリノベーションスクールの活動に興味が湧きました。

遠矢さんにとって“はたらく”とは?

“人生ってなんだろう”“働くってなんだろう”ということについてよく考えていた時期があったそうです。そこで遠矢さん自身は、“今、目の前にあること、するべきことに真剣に取り組むこと”を心がけたそうです。今しかない瞬間を大切にし、全力で生きることで周りの環境も良くなり、人との繋がりも広がっていったと仰っていました。この話を伺って、今行っている活動や、今後自分のしたいことなどに今まで以上に全力で取り組むことが自分の人生の一部になり、未来へと繋がり広がっていくのではないかと思いました。
私は、来年から本格的に就職活動が始まります。そういった中で、私自身も“はたらく”ということに目を向けていかなければならない中、今回の取材を経験できたことはとても光栄に思います。

「人との繋がりって不思議だね」そう言いながら和やかな雰囲気の中終えた今回のまなびとボイス。次回は大学訪問編vol.3です。お楽しみに。

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(取材:林栞・田中佑依・天野由美子 撮影:古賀加純)

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遠矢弘毅/代表取締役COO 最高執行責任者

1967年 鹿児島県阿久根市生まれ。1990年北九州大学商学部卒業
株式会社ユナイトヴィジョンズ代表取締役/cafe causaオーナー/リノベーションまちづくり推進協議会副会長/九州ビジネスインキュベーションプラザ幹事/Pecha Kutya Night Kitakyushuオーガナイザー/北九州市雇用創造協議会主催開業講座講師。
株式会社九州リクルート企画(現リクルート)、会計事務所等を経、2006年財団法人北九州産業学術推進機構にてインキュベーションマネージャー(日本新事業支援機関協議会認定IM・22期)、2010年cafe causa開業、2012年株式会社ユナイトヴィジョンズ設立。
(プロフィール引用:北九州家守舎 ホームページ)