北九州 まなびとキャンパス"

夢リレー

税理士法人アイユーコンサルティング 北九州事務所/代表社員税理士 神谷 智道さん


Profile
1985年 福岡県北九州市出身
八幡南高校、西南学院大学商学部卒業
2009年に福岡の中堅税理士法人に入社した後、現在は税理士法人アイユーコンサルティング北九州事務所にて、企業成長をサポートするため経営者の身近なアドバイザーとして活躍中。

いつでも前を見据えて進むこと

目標がないときは、もやもやするし、このままじゃだめなんだろうなと思っていてもダラダラしちゃう。そんな目標のない状態のときは気持ちがもやもやして、ストレスが溜まる一方です。だから辛いことが待っているとわかっていても目標を決めて、それに向かって走ったほうが気持ちは楽だし、自分の実力以上の力が思わずだせるんだ!と今は考えるようになりました。

決めた目標が頑張って達成できたとき、その先にはもっと大きな目標が見えてきて、そうやって前に進んでいる中で、ちょっとずつ自分が成長していることを感じることができることがうれしいです。

税理士としての現在

大学生のときから、税理士事務所で、税理士になることを働きながら勉強していたころは、とにかく資格を取得することが目標だった。それを達成して、そのさきにあった次の目標は「たくさんの“ありがとう”をもらうこと」。この目標ができたキッカケは、ある経営者の方の身内の借金問題を解決したこと。その後も神谷さんのおかげで会社も存続でき、お客様に心から喜んでもらえた。社長だけでなく、そこで働く従業員やお客様のためにもなれたことが本当に嬉しかった。「ありがとう」この言葉を聞くとき、神谷さんは税理士として大きな喜びとやりがいを感じるのだと言う。

税理士という仕事は時に、人の人生を左右してしまう仕事だ。ICTの進化にともない、従来の複雑な税金の計算を代行する仕事はコンピューターが代わりにできるようになり、現在では、経営判断というコンピューターにはできないことが求められるようになっている。この経営判断を一歩間違えると最悪は倒産!そのさきにある従業員が職を失ってしまうという事態を招いてしまう。経営者と人生を共に歩むパートナーとして大きな責任を持ちながら神谷さんは必死に生きている。

「重い責任に押しつぶされそうになることもあります。その重圧に耐えるため、クライアントを最良の選択を導けるように、いまだに日々知識や経験を積みかさねるために勉強を続けています。責任という壁があるからこそ、その壁を乗り越えるためのエネルギーが生まれてくるのだと思います。」そんなことを笑って言う神谷さんはいつも経営者の人生に寄り添って生きているのだと思った。

学生時代

税理士になったきっかけは会社を経営していたお父さんから税理士という職業を詳しく教えてもらったことだ。神谷さんのお父さんは、とても努力して何十年もの間、会社を経営している。そんな必死になって働いている尊敬するお父さんに認められたいという思いも神谷さんにはあったのだろう。人付き合いを大切にし、会社の内部に入ってその会社のために全力を注ぐ税理士という職業にどんどん興味が湧いていったそうだ。

高校時代の神谷さんは進んで勉強をするような学生ではなかった。税理士になるという夢ができ、自分自身に目標を立てて毎日毎日努力を積み重ねていった。

一浪の末、福岡の進学校の商学部に入った。1年生間だけは、遊びやサークルも謳歌したが、2年生の途中からは再び夢のために大学受験時代と同じ量の勉強をこなした。

しかし、三大難関国家資格と言われる税理士という職業は想像以上に難しく、その巨大な壁に神谷さんは一度だけ尻込みしてし、心が折れそうになった。

「もう他の道を選んだ方がいいんじゃないか・・・」そんな諦めかけた神谷さんの心をもう一度奮い立たせる出来事に遭遇した。それは大学内の就職説明会での出来事だった。

就職説明会に税務署の方の話を聞ける機会があったのだが、その話を聞いていくうちに神谷さんの心の中でふとお父さんの姿が浮かんだ。「税務署は確かに必要だし意義のある仕事だが、経営者の気持ちは、十分理解されていないのではないか?」と神谷さんは感じた。このことは、人生をかけて、命を削るようにして生きているお父さんの姿を見て育った神谷さんだからこそ感じたことだ。「会社に寄り添える税理士に俺がなってやるんだ!」と税理士になることを改めて強く決意した瞬間だった。

新たな夢を

そんなひたむきな神谷さんは税理士という長年の夢をかなえた後も立ち止まることを知らない。常に目標を持って前を向いて、全力で走り続けている。今の神谷さんには、目の前の夢が2つある。

ひとつ目は

「今まで、いろんな人に支えられ、教えてもらったから、いまの僕があるのだとおもいます。今度は、若い世代に自分の培ってきたものを伝え、育てていく立場になりたいと思っています」。

ふたつ目は

「税理士をやってわかったのが、自分たちだけでは解決できない経営課題がたくさんあります。法律の問題や、デザイン、人事関係にまつわることなど。独立した3人の仲間で、弁護士やデザイナーなどのプロが同居した起業家を支援できるようなビルを作りたいと考えています」。

そして、最後にこんな話を話していただいた。
「50歳くらいになったら法律を作りたいんです。市民のみんなが喜んで税金を納めたくなるような素敵な法律を。」
神谷さんはそんなはるか先の未来まで見据えて夢を追い続けている。
全力で目の前の夢や目標を達成するために走り続けることで、「夢が実現したさきにはまた新しい夢ができる。夢には終わりがない」ということを教えてもらったようにおもいます。